ダイソンは10月2日、新型ロボット掃除機「Spot Scrub Ai」を発売した。同製品は掃除機能に加えてモップ機能を搭載し、自宅の床を自動で清掃できるとしている。しかし、同社が得意とする高性能モーターの採用を見送ったことが明らかになった。

ダイソンのシニアデザインマネージャー、ネイサン・ローソン・マクリーン氏は米メディア「The Verge」に対し、「Spot Scrub Aiは当社の既存技術と他社のプラットフォームを融合した製品だ」と語った。具体的には、同製品のLiDAR(光検出測距)技術と掃除機のモーターは、第三者機関によって開発されたものだという。

「当社のV10モーターではなく、パートナー企業の技術を採用している」とマクリーン氏は明言した。ダイソンは従来、自社でモーターを開発・製造することで高い品質と性能を維持してきたが、今回の変更は同社の戦略転換を示唆するものだ。

同製品の発売は、ダイソンがロボット掃除機市場での競争力を高めるための一環とみられる。同社はこれまで、自社技術にこだわることでブランド価値を維持してきたが、コスト削減や開発期間の短縮を目的に、他社技術の活用を進めている可能性がある。

なお、ダイソンは「Spot Scrub Ai」の発売に伴い、掃除機能とモップ機能を統合した新しい掃除体験を提供するとアピールしている。同製品は現在、ダイソンの公式ウェブサイトや主要小売店で販売されている。

出典: The Verge