GACトランプチ、初の本格オフロードSUV「Yue 7」を発表
GAC傘下の自動車ブランド、トランプチは、初の本格的なオフロードSUV「Yue 7」を発表した。その外観は、ランドクルーザーやランドローバー・デフィンダーといった定番オフロード車を彷彿とさせるデザインとなっている。
外観デザイン:ランドクルーザーとデフィンダーの融合
Yue 7は、ブラックアウトされたフロントバンパー、ブラックグリル、目を引くヘッドライトとデイタイムランニングライト(DRL)を採用。さらに、ボディサイドのホイールアーチやドアハンドル、サイドステップも大胆な造形で、オフロード車らしい存在感を放っている。中国工業情報化部(MIIT)が公開した画像では、ビードロック風のデザインやブラックスポークのホイールなど、複数のホイールバリエーションが確認できる。
リアにはスペアタイヤキャリアが装備され、テールライトはシンプルながらも車両の個性にマッチしたデザインとなっている。
サイズとスペック:ランドローバー・デフィンダー110と同等クラス
MIITの申請書類によると、Yue 7の車両サイズは以下の通り:
- 全長:4,999mm~5,045mm
- 全幅:2,030mm
- 全高:1,933mm
- ホイールベース:2,900mm
- 車両重量:2,330kg
これらの数値は、ランドローバー・デフィンダー110とほぼ同等のサイズ感であり、オフロード性能を重視した設計がうかがえる。
プラグインハイブリッドシステムを全車に搭載
Yue 7は、全車がプラグインハイブリッド(PHEV)システムを採用。1.5リッターターボチャージド4気筒エンジン(167馬力/125kW)と電気モーターを組み合わせ、28.3kWhまたは45.9kWhのバッテリーパックを搭載する。公表されている組み合わせ出力は不明だが、EV走行時の航続距離は最大188km(WLTP換算)を実現する見込みだ。
トランプチの進化:初期モデルからの変遷
トランプチは、かつての初期モデルが「平凡で時代遅れ」と評されるなど、品質面で課題を抱えていた。しかし、近年では改善が進み、今回のYue 7は同ブランドの新たな挑戦を象徴するモデルとなった。北京モーターショーで先行公開された後、正式な発表が行われた。
「Yue 7は、トランプチがオフロード領域に本格参入する第一歩。ランドクルーザーやデフィンダーといった伝統的なオフロード車のDNAを取り入れつつ、独自の個性を打ち出している。」
今後の展望と市場投入
Yue 7は、トランプチのラインアップ拡充を図る重要なモデルとなる。現在のラインアップはセダン、SUV、ミニバンに及ぶが、Yue 7はその中でもオフロード性能を重視した唯一の存在だ。今後、実走テストや販売戦略の詳細が発表される見込みで、中国市場のみならずグローバルな注目も集めそうだ。