デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、肥満治療薬「ウェゴビ」の売上好調を受け、2024年の業績見通しを上方修正した。同社株はこれを受けて上昇し、リリーの「ザルコリ」との競争で巻き返しを図っている。
ウェゴビの売上好調が業績見通しを押し上げ
ノボノルディスクは2024年4月24日、第1四半期の決算を発表し、肥満治療薬「ウェゴビ( Wegovy )」の売上好調を背景に、年間の調整後売上高成長率見通しを、従来の「前年比▲5%~▲13%」から「同▲4%~▲12%」に引き上げた。調整後営業利益についても同様の見通し修正を行った。
同社は声明で、業績見通しの改善は主にウェゴビの売上拡大によるものだと説明。米国市場におけるウェゴビの順調な立ち上げが、業績回復の原動力となっている。
リリーとの競争で巻き返しを図る
ノボノルディスクは、肥満治療薬市場でリリーの「ザルコリ( Zepbound )」に後れを取っていたが、ウェゴビの米国市場における成功により、巻き返しの兆しを見せている。ウェゴビは、GLP-1受容体作動薬として、肥満治療薬としての地位を確立しつつある。
同社の株価は、業績見通しの上方修正を受けて上昇。投資家からの注目を集めている。
業界の動向と今後の展望
肥満治療薬市場は、GLP-1受容体作動薬を中心に急成長を遂げており、ノボノルディスクとリリーが二強を形成している。今後、両社の競争がさらに激化することが予想される。
ノボノルディスクは、ウェゴビのグローバル展開を加速させることで、市場シェアの拡大を目指す方針だ。
出典:
STAT News