イギリスのSFドラマ『ドクター・フー』は、多くの熱狂的なファンを生み出してきたが、元主演俳優のピーター・カパルディは、そのファンほどシリーズに執着していないことを明かした。

カパルディは10月27日付の英紙ザ・タイムズのインタビューで、自身の後任としてジョディ・ウィッテカー、さらにヌクティ・ガトワが起用されたことを評価。「時代を反映した正しい選択だ。世界にとって良いことだ」と述べた。

「子どもの頃にこの番組を見ていた時は、部屋の隅でただの怪物ショーだった。なぜそんなに真剣に受け止めるのか、今でも理解できない」とカパルディは語った。カパルディは2013年から2017年まで12代目ドクターを演じた。

ウィッテカーの回想:初の女性ドクターへの反響

2017年に史上初の女性ドクターに起用されたウィッテカーは、インタビューで当時を振り返り、「最初の女性ドクターが必要だった。当時はその重要性を十分に理解していなかった」と語った。

「私はジャック・レモンのような『私は女よ!』と叫ぶ存在ではない。ただの私でいい。しかし、起用が発表されると、多くの人にとって素晴らしい瞬間になった一方で、不満を抱く人もいた」と説明した。

2022年10月にシリーズを降板した際、ウィッテカーはエンターテイメント・ウィークリーに対し、「レジェネレーションの撮影は、これまでで最も感動的な日だった。最高の仕事だったが、同時に自分で自分に stitch(傷)を負わせたような感覚。でも、正しい決断だった」と語った。

ガトワの思い:象徴的な役の重み

2025年にシリーズを卒業したガトワは、起用時の心境を語った。「ドクターに抜擢された時、いつかソニック・スクリュードライバーを手放さなければならないと覚悟していた。でも、その日が来るとは思っていなかった」と述べた。

「ドクターに起用されることの喜び、60年以上愛され続けるこの役を受け入れてもらえたことの重みを言葉にするのは難しい。世界中の多くの人に愛されている存在だから」と語った。

「時代が変われば、番組も変わる。それが正しいことだ」
— ピーター・カパルディ
出典: The Wrap