ロンドン、イングランド — 2024年9月10日、イングランドとフィンランドのUEFAネーションズリーグ2024/25・リーグB・グループB2戦がウェンブリースタジアムで開催された。この試合で、イングランド代表のブカヨ・サカ選手がボールを運ぶシーンが見られた。写真:Nigel French/Sportsphoto/Allstar via Getty Images
アーセナルの育成出身、サカの歩み
イングランドサッカー界で最も注目を集める選手の一人となったブカヨ・サカ選手。アーセナルのアカデミー「ヘイル・エンド」出身の彼は、2018-19シーズンに当時の監督ウナイ・エメリの下でトップチームデビューを果たした。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、右ウイングに転向すると、その才能を開花させた。
24歳となった現在、サカはアーセナルで300試合以上、イングランド代表で50試合以上に出場するベテラン選手へと成長。その実力は数々のタイトルに結実しており、2021-22年と2022-23年にはイングランド年間最優秀選手に選出され、2023年にはPFA若手最優秀選手賞も受賞した。
「完成されたウインガー」の評価
クラブでも代表でも、サカはチャンスメイクや1対1の状況、セットプレーの正確なクロスで知られるウインガーだ。スピードやドリブルに特化した選手ではないが、スペースを作り出す能力と正確なクロスで、相手チームからは常に2人、時には3人によるマークを受ける存在となっている。さらに、その献身的な守備意識も合わせ持ち、攻守にわたる優れた選手と評価されている。
ワールドカップでの活躍と代表の期待
サカは2022年のワールドカップでイングランド代表の主力として活躍。5試合中4試合に先発出場し、3得点を記録した。グループステージのイラン戦ではハットトリックを達成し、決勝トーナメントのセネガル戦でも得点を挙げた。準々決勝のフランス戦で敗退したが、そのパフォーマンスは「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれるほど高く評価された。
1966年以来となるワールドカップ優勝を目指すイングランド代表にとって、サカの存在は不可欠だ。国内リーグでは負傷に悩まされるシーズンもあったが、代表の試合に招集されると、その実力を発揮することが多い。チームメイトのレベルを引き上げる存在として、サカは代表のレギュラーに定着している。
アーセナルとイングランドの未来を担う選手
プレミアリーグのタイトル争いに加わるアーセナルにとって、サカの存在は大きい。特に負傷による離脱が続くと、その影響は顕著に表れる。今シーズンも度重なる負傷に見舞われたが、復帰後はチームに貢献し続けている。
今夏の代表戦でも、サカの活躍がイングランドの成功を左右するだろう。フィットネスを維持し、コンディションを整えることができれば、サカはチームにとって欠かせない存在となることは間違いない。