米国ペンシルベニア州で、データセンターの急速な拡大に対する住民の反対運動が高まっている。同州の対応に不満を募らせた住民らが、18日に開催されたオンライン公聴会に225人以上が参加し、2時間にわたり意見を述べた。
公聴会では20人以上の住民が登壇し、データセンターが引き起こす電気代の高騰、水資源の大量消費、騒音公害、地方の工業化などを批判した。州知事のジョシュ・シャピロ氏は、データセンターの誘致を進めつつ規制強化を模索する「微妙な立場」にあり、たびたび批判の対象となった。
「これは公共の信頼と透明性の問題です」
州都ハリスバーグ近郊のメカニクスバーグ在住で小規模事業主のジェニファー・デュサート氏はこう訴えた。「多くのアメリカ人が、プロジェクトの決定後に初めて知らされる状況に置かれています。私たちは押しつぶされ、住民の懸念は『無知』『感情的』『反進歩的』と一蹴されてきました」
同州では近年、AIやクラウドサービスの需要拡大を背景に、データセンターの建設ラッシュが続いている。しかし、その急速な拡大が地域社会や環境に与える影響について、住民からの不満が噴出している。
出典:
Ars Technica