米マイクロソフトは10月7日、OpenAIとの長期にわたる提携関係の大幅な見直しを発表した。これまで両社の協定の中核をなしていた「人工汎用知能(AGI)」に関する条項が正式に削除され、事実上の提携関係終了が確認された。

新たな合意によると、マイクロソフトは引き続きOpenAIの「主要クラウドパートナー」として位置付けられ、OpenAIの製品は「必要な機能をマイクロソフトがサポートできず、かつ選択しない場合を除き、Azure上で最初に提供される」とされている。しかし、OpenAIは「全製品を任意のクラウドプロバイダーで顧客に提供することが可能」となった。これにより、OpenAIは企業向けカスタムソリューションの拡大を目指す新たな戦略へと舵を切った。

この変更は、両社の関係がこれまでの「提携」から「状況依存の関係」へと移行したことを示すものであり、AGI開発を巡る協定が事実上の終焉を迎えたことを意味する。今後は、OpenAIがより柔軟なクラウド戦略を展開する一方で、マイクロソフトはAzureの優位性を維持するための競争が激化するとみられる。

出典: The Verge