元NFLディフェンシブエンドのマーク・ガスティネオ氏(66歳)が、ESPN、NFL、NFLフィルムスらを相手取り、ドキュメンタリー番組「30 for 30: ザ・ニューヨーク・サック・エクスチェンジ」に関する訴訟の控訴手続きを開始した。同訴訟は今年3月にニューヨーク連邦地裁で却下されたが、ガスティネオ氏は引き続き法廷闘争を展開する方針を示している。
ガスティネオ氏は、番組内でマイケル・ストラハン選手が自身のシーズン最多サック記録を更新した際の「幻のサック」に関する自身とブレット・ファーブ選手の会話を無断で使用されたと主張。さらに、番組が自身を「悪意を持って虚偽の描写」で表現したと訴えている。加えて、ガスティネオ氏とファーブ選手が握手するシーンが意図的にカットされたとの主張も展開した。
連邦地裁への控訴手続きは、敗訴側が控訴の意向を示す申立てから始まる。この段階では具体的な主張や弁論書の提出は求められない。一方、被告側は訴訟の却下を求める「申し立て」を提出していた。その根拠は、たとえ原告の主張が事実であったとしても、法的責任を問う根拠が存在しないというものだった。
連邦控訴裁判所における審理プロセスは通常、1年以上を要する見込みだ。ガスティネオ氏の代理人は、引き続き事実関係の立証と法的主張の強化に取り組むとしている。