米国ミシガン州の当局は10日、前大統領ドナルド・トランプ氏の側近が2024年の選挙に関連するデトロイト地区の投票用紙の提出を求めた要求を拒否した。同州の司法長官ダナ・ネッセル氏は、州知事グレッチェン・ウィットマー氏、州務長官ジョセリン・ベンソン氏と共同で声明を発表し、この要求を「根拠なき暴挙」と強く非難した。

声明の中でネッセル氏は、「トランプ氏は再び司法省を選挙妨害の道具として悪用し、州選挙への介入を図っている」と述べ、州の選挙プロセスを守る決意を示した。また、同州の選挙権を保護するため、必要な措置を講じる準備があると強調した。

トランプ陣営は、選挙不正の証拠を探すとして、全米の州やワシントンD.C.から選挙データの提出を求めており、これまでにロードアイランド、カリフォルニア、マサチューセッツ、オレゴンの各州で法的敗北を喫している。トランプ氏は依然として2020年の選挙結果に異議を唱え、複数の裁判で敗訴しているにもかかわらず、「選挙は盗まれた」と主張し続けている。

また、FBI長官代行のカシュ・パテル氏は10日のフォックスニュースのインタビューで、2020年の選挙をめぐる逮捕が「今週中に行われる」と発言し、トランプ氏の側近が中間選挙やその後の選挙への介入を正当化しようとしている可能性が指摘されている。