民主党議員団が承認、選挙保護を重点課題に

イリノイ州選出の下院議員デルア・ラミレス氏が、下院国土安全保障委員会のサイバーセキュリティ・インフラ保護小委員会で民主党トップに就任した。前任のエリック・スウォルウェル議員の辞任に伴い、民主党議員団は火曜日の委員会で承認を行った。

この承認は、共和党多数派が不参加の「影の公聴会」に先立つもので、選挙への干渉防止を主眼としたものだった。

ラミレス議員は2022年に初当選し、2024年に再選された。2023年から委員会の副筆頭メンバーを務めており、今回新たに筆頭メンバーに昇格した。

トランプ政権下のサイバーセキュリティ政策を批判

ラミレス議員は委員会の公聴会で、トランプ政権によるサイバーセキュリティ・インフラ安全保障庁(CISA)の人員削減や、エロン・マスク氏が率いる政府効率化省(DOGE)のデータ管理体制に対し、繰り返し批判を展開してきた。

「マスク氏とトランプ政権の下では、アメリカ国民の情報セキュリティは最優先事項ではありません。民間人でセキュリティクリアランスもない人物が財務省に圧力をかけ、独自のサーバーを設置して機密情報を盗み出したのです。これが国家安全保障の危機でないとしたら、一体何が危機なのでしょうか」
デルア・ラミレス議員(2025年早期公聴会)

また、ラミレス議員は「フェロン・マスク、トランプ、そして彼らの権力の乱用が情報窃取と職員の強制退職を招いている」と非難した。

サイバーセキュリティ人材強化法案を共同提案

昨年には、サイバーセキュリティ人材の育成を目指す法案に共同提案者として参加。同法案は、これまで十分に支援されてこなかったコミュニティからの人材確保を目指すものだ。

一方で、ラミレス議員はバイデン政権下のサイバーセキュリティ対策にも批判的で、マイクロソフト社によるSolarWindsハッキング事件への対応を問題視していた。

前任者のスウォルウェル議員は性的不正行為疑惑で辞任

スウォルウェル議員はカリフォルニア州選出議員としての職を辞任し、性的不正行為の疑惑が浮上していた。

今回の人事異動により、小委員会の指導部は完全に刷新された。テネシー州選出のアンディ・オグルス議員が昨年後半に小委員長に就任し、前議長のアンドリュー・ガルバリノ議員は今年になって委員会の委員長に昇格していた。

今後の取り組み:CISAの役割を巡る公聴会を開催

小委員会は水曜日にCISAに関する公聴会を開催し、同庁が担う重要インフラ分野のリスク管理機関としての役割を議論する予定だ。

ラミレス議員の事務所は、新たな役職に関するコメント要請に対し、現時点で回答していない。

出典: CyberScoop