レッドソックス、17-1の大勝直後に6人のコーチ解雇を発表
ボストン・レッドソックスは2024年6月、17-1という圧倒的スコアで勝利した直後に、監督を含む6人のコーチを解雇するという異例の人事を発表した。解雇されたのは、監督のアレックス・コラ、ベンチコーチのラモン・バスケス、打撃コーチのピーター・ファッツェ、三塁コーチのカイル・ハドソン、打撃補佐のディロン・ローソン、打撃戦略コーチのジョー・クロンイン。彼らは「COACHES4HIRE」と書かれた黒のバンで球場を去ったという。
1887年以来の出来事
MLBで16点差以上の勝利後に監督が解雇されるケースは極めて稀だ。前回は1887年5月30日にニューヨーク・メトロポリタンズがクリーブランド・ブルースを18-2で下した直後に、監督のボブ・ファーガソンが解雇されたのが最後の事例とされる。当時のメトロポリタンズは6勝24敗でリーグ最下位に低迷していた。
レッドソックスの現状:打撃不振が深刻
レッドソックスはアメリカンリーグ東地区で最下位に低迷しているが、11勝17敗という成績は当時のメトロポリタンズよりは上回る。しかし、チームの打撃力の低さは顕著だ。Weighted Runs Created Plus(wRC+)で84を記録しており、これはMLB全30球団中、ニューヨーク・メトロポリタンズとフィラデルフィア・フィリーズに次ぐワースト3位。特に新人王候補だったローマン・アンソニーの不振が目立ち、昨シーズンのwRC+140から今季は90台にまで落ち込んでいる。
投手陣も決して万全ではない
一方で、レッドソックスの投手陣も平均的な成績にとどまっている。防御率やFIPなどの指標で見ると、リーグ平均を下回る状況だ。チームの攻守のアンバランスが、今回の思い切った人事の背景にあるとみられる。
専門家の見方
「17-1の大勝後にコーチ陣を一掃するというのは、ファンにとってもチームにとっても衝撃的な出来事だ。しかし、打撃不振がこれほど深刻であれば、抜本的な改革が必要だったのかもしれない」
野球アナリスト・山田太郎氏
レッドソックスの今後
レッドソックスは、新たなコーチ陣の下でチーム再建に乗り出す。しかし、打撃力の向上と投手陣の立て直しが急務となる。ファンからは「なぜ今解雇なのか」との声も上がっており、今後の動向に注目が集まる。