ニューヨーク・メッツが今季、リーグ最下位に沈む一因となったのが、主力選手の放出と代替選手の起用ミスだ。特に、シーズン開幕から毎日一塁手として出場しているマーク・ビエントス選手の存在は、チームの現状を象徴している。
昨冬、メッツはフランチャイズ最多本塁打記録保持者であるピート・アロンソ選手を、他球団に全額負担で5年契約を譲渡するという、当時は不人気だった決断を下した。アロンソの穴を埋めるために獲得したホルヘ・ポランコ選手は、二塁手から一塁手へのコンバートを目指していたが、故障が多く、33歳を迎えるシーズンとなった。また、三塁手のブレット・ベイティ選手は守備こそ優秀だが、打撃面では不安定な成績に留まっている。
アロンソの穴を埋めるべく獲得したポランコ選手は、今季開幕直後から故障に悩まされ、4月中旬には左手首の打撲とアキレス腱滑液包炎で故障者リスト入りした。その後、野球活動の許可は出たものの、状態は依然として回復しておらず、メッツのフロント幹部であるデビッド・スターンズ氏は「まだ症状が残っている」と明かした。
ビエントス選手の台頭とチームの現状
ポランコ選手の不在により、本来であれば控え選手に過ぎないビエントス選手が一塁手のレギュラーに抜擢された。一方で、三塁手のフランシスコ・リンドーア選手は下半身の怪我で長期離脱を余儀なくされ、ショートのブー・ビシェット選手も新たなポジションに挑戦している。その結果、メッツはリーグで2番目に少ない勝利数を記録し、リーグ最下位に沈んでいる。
ビエントス選手は、本来であれば一流チームのレギュラーとして起用される選手ではなく、守備面でも不安が残る存在だ。しかし、チームの低迷により、彼が一塁手として試合に出場せざるを得ない状況が、メッツの現状を如実に表している。
「私たちはまだアキレス腱と滑液包炎の症状が残っている。まだ完治には至っていない」
— デビッド・スターンズ(メッツ野球運営本部長)
代替選手の起用が招いたチームの混迷
メッツの今季の低迷は、アロンソ選手の放出という大胆な決断に端を発している。代替選手の起用が裏目に出た結果、チームはリーグ最下位に沈み、若手選手に頼らざるを得ない状況に追い込まれた。ビエントス選手の起用は、チームの現状を象徴する出来事となっている。