米下院議長のマイク・ジョンソン氏は、議会が大統領の行動に対する監督責任を放棄する姿勢を改めて示した。
警察週間の一環として開催された火曜日(5月13日)の記者会見で、ジョンソン氏は、司法省がトランプ前大統領の内国歳入庁(IRS)に対する100億ドル規模の訴訟を和解する可能性について問われた際、「管轄外の事項だ」と回答した。
具体的には、連邦政府が納税者の資金を直接大統領に支払う形となるこの和解金問題について、ジョンソン氏は「司法省の管轄であり、私には関係ない」と述べ、自身の立場を明確にした。
「司法省については管轄外だ。その件について考えたことも、調べたこともない」とジョンソン氏は述べ、さらに「その件は行政府に尋ねてくれ」と続けた後、警察週間の祝賀に話題を移した。
「司法省については管轄外だ。その件について考えたことも、調べたこともない。毎日、食事の前の感謝の祈りを捧げるのに精一杯だ。行政府に尋ねてくれ」
— マイク・ジョンソン下院議長
今回の発言は、ジョンソン氏がトランプ氏の意向に沿う形で議会の責任を回避し続けている一例と指摘されている。ジョンソン氏はこれまで、トランプ氏からの「不正と乱用」との主張を根拠に、医療や食料支援プログラムの大幅な削減を推進してきたが、その一方で、政府資金を数十億ドル規模でトランプ氏に流用する可能性については「管轄外」との立場を貫いている。
出典:
Mother Jones