電気自動車(EV)の普及を阻む最大の要因の一つが価格の高さだった。しかし、リース契約満了車の大量放出により、中古EVの供給が急増し、今後数年間でEV価格が大幅に下落する可能性が高まっている。

中古車販売大手コックス・オートモーティブによると、2025年にリース満了を迎えるEVは12万3,000台にとどまるが、2026年には30万台に倍増。2027年には60万台、2028年には66万台に達し、4年間で計100万台超の中古EVが市場に流入する見込みだ。

リース車の大半は中古車市場に流通するため、この動きによりEVの供給量が飛躍的に増加。米国では2024年現在、販売される自動車の76%が中古車であり、中古EVの増加は市場全体の流れに合致する形だ。

専門家は、中古EVの価格下落がEV普及の加速につながると指摘。特にリース満了車は走行距離が比較的少なく、バッテリー状態も良好なケースが多いため、買い手にとって魅力的な選択肢となる可能性が高い。

一方で、中古EV市場の拡大は、新車販売やリース事業に影響を与える可能性もあり、自動車業界全体の構造変化が予想される。

出典: The Verge