元CNNチーフ・ナショナル・コレスポンデントのジム・アコスタ氏は、2025年4月26日に開催されるホワイトハウス記者協会晩餐会(WHCD)で、ドナルド・トランプ前大統領が報道陣を攻撃する発言を行った場合、記者らは会場から退場すべきだとの見解を示した。
アコスタ氏は自身の番組「ジム・アコスタ・ショー」に出演した際、メディア界のレジェンドであるケイティ・クーリック氏との対談でこの主張を展開。クーリック氏が「トランプ氏が会場の記者を個別に非難し始めたらどうなるか」と尋ねたことに対し、アコスタ氏は次のように回答した。
「私はこう思います。金曜日に時折行う『Fuck It Friday』のコーナーで、SubstackやYouTubeで思ったことを率直に話すように、率直に言わせてもらいます。もしトランプ氏がそんなことを始めたら、会場の記者は即座に退場すべきです。立ち上がって、その場を去るのです!」
同番組に出演したクーリック氏は、記者が実際に退場する可能性について懐疑的な見方を示したが、アコスタ氏は「それも分かっています。ですが、これは私の個人的な見解です」と述べ、自身の主張を強調した。
さらにアコスタ氏は、報道機関が「いじめ」に屈しないための最後の拠り所の一つであると指摘。「記者は攻撃に耐えることも必要ですが、それでも我々は自らの職業と憲法修正第1条の尊重を示さなければなりません」と語った。
同氏はまた、トランプ氏がWHCDで報道陣を批判した後、表彰式や憲法修正第1条の祝辞を受けずに会場を去る可能性が高いとの見方を示し、「これは由々しき事態だ」と強調した。
WHCD初出席のトランプ氏、報道陣からの反対運動も
WHCDは毎年開催されるイベントだが、トランプ氏が大統領として初めて出席するのは今回が初めてとなる。すでに250人以上のジャーナリストやメディア団体が、トランプ氏の出席に反対する署名運動に参加している。
ホワイトハウス記者協会(WHCA)の会長を務めるウェイジア・ジャン氏はCNNの取材に対し、「参加者全員が、表現の自由の重要性を認識した上でこの場に集まっています。アメリカ建国250周年の節目に、ジャーナリスト、ゲスト、そして大統領が同じ場に集うことは、言論の自由がこの国にとっていかに重要かを改めて示すものです」とコメントした。