民主党の「内戦」を主張するクオモ前知事
民主党の内部分裂が深刻化していると、アンドリュー・クオモ前ニューヨーク州知事が指摘した。トランプ前大統領の再選後、民主党が「迷走」し、党内で「内戦」が起きつつあると述べた。
クオモ氏は11月、ニューヨーク市長選でズーラン・マムダニ候補に敗北したが、その際のインタビューでこの見解を示した。同インタビューはビル・オライリー氏が司会を務めるポッドキャスト番組「We’ll Do It Live!」で放送された。
「民主党は迷走している」
「民主党がトランプに負けた後、民主党自身も迷走した。これは移行期にある党であり、内戦が起きつつある党だ」
アンドリュー・クオモ
クオモ氏はさらに、民主党が「アイデンティティの模索」に直面していると指摘。極左派がかつてよりもさらに左傾化し、攻撃的になり、穏健派を抑圧していると述べた。
「かつてから極左は存在したが、今の極左はさらに過激で、声高で、攻撃的だ。彼らは穏健派を脅迫し、服従させている」
アンドリュー・クオモ
極左派の資金力と若者の反応
クオモ氏は、極左派が「多額の資金力」を背景に穏健派民主党員を抑圧していると主張。また、若者世代(Gen Z)がマムダニ氏やアレクサンドリア・オカシオ=コルテス議員、バーニー・サンダース議員の政策に反応し、トランプ政権下の生活費高騰に対する不満を表明していると述べた。
「彼らは若く、その言葉に飛びつく。『家賃を凍結?素晴らしい。バスを無料に?素晴らしい。食料品店を無料に?素晴らしい。金持ちに課税?金持ちなんてクソだ』…聞こえはいい。彼らは大量に投票し、組織だっている」
アンドリュー・クオモ
クオモ氏の経歴と敗北の背景
クオモ氏は2021年にニューヨーク州知事を辞任したが、これは性的嫌がらせ疑惑によるもので、本人は否定していた。その後、2024年11月のニューヨーク市長選に出馬したが、マムダニ候補に敗北。マムダニ候補は選挙当日の午後9時30分までに過半数を獲得した。
敗北後の演説でクオモ氏は、「ニューヨーク市民のほぼ半数が、実現不可能な公約を掲げる政治体制を支持していない」と警告した。
インタビューの動画は上記で視聴可能。