コメディアンで司会者のスティーブン・コルベアが、CBSの「ザ・レイトショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」の最終回を前に、おそらく最後となるジョー・バイデン前大統領の物まねを披露した。

同番組は5月21日に放送終了が決定しており、コルベアはこの日、バイデン風のアビエーター・サングラスをかけて、トランプ前大統領の低支持率を皮肉った。

「トランプのイラン戦争が米国経済を『経済のダウンワードスパイラル』に追い込んでいる」とコルベアは述べ、経済運営に対する国民の不満が高まっている現状を紹介した。「現在、70%の米国民がトランプの経済政策を不支持とし、3分の2以上が米国の状況が制御不能だと感じている」と語った。

さらに「大丈夫、全てはコントロールされている。トランプは不安定に見えるかもしれないが、必ず計画があるはずだ。その計画とは?」と皮肉を交えて問いかけた。

その後、番組スタッフがトランプの口から出た奇妙な音声を流すと、コルベアは「支持率は良くないね」とコメント。CNNの政治アナリスト、ハリー・エンテンが「トランプは歴代大統領で最悪の5つの世論調査に直面している」と発言した映像を流した。なお、この発言にはジョー・バイデンは含まれていない。

このタイミングで、コルベアはバイデンが愛用していたというサングラスをかけ、前大統領の物まねを披露した。

「そうだよ、ジャック。俺は外じゃなくて中にいるんだ。そうだよ。バラク、調子はどうだい?」
「私が大統領だった頃の方が状況は良かったと思い出してほしい。正直言って、当時の方がずっとマシだったよ」

「最後のバイデン風パロディだ」と宣言したコルベアは、ロボットのような動きでステージを歩き回りながら観客に「さあ、踊ろうぜ!」と呼びかけた。

「ザ・レイトショー」は2024年5月21日に放送終了が決定。CBSは昨年、番組終了を発表していたが、その背景には、コルベアがパラマウントによるトランプへの1600万ドルの和解金を「巨額の賄賂」と批判したことへの対応ではないと説明していた。ただし、CBS幹部は財政的な理由による決定だったとしている。

「ザ・レイトショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」は米国時間平日午後11時35分(日本時間午前11時35分)にCBSで放送されている。

出典: The Wrap