米CBSは2025年5月21日に「レイトショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」の放送終了を発表した。これに対し、番組の生みの親でありかつてのホストだったデイヴィッド・レターマンが、5月8日放送のコルベアの番組に出演し、打ち切りに対する不満を露わにした。

レターマンは番組冒頭で「正当な権利で怒ってもいいはずだ。だから少しだけ怒らせてもらう」と述べ、ステージの家具を撤去するという行動に出た。彼は「この劇場にいるのは、全て私のおかげだ。スティーブンもここにいるのも私あってのもの。劇場を再建し、スティーブンに引き継いだ。まるでベルラゴのようだ」と振り返った。

さらにレターマンは「ショーを奪うことはできても、人の声を奪うことはできない」と強調。番組の終了が近づく中、コルベアが「エミー賞(通称『ジミー賞』)をどうするのか」と尋ねると、レターマンは「大丈夫かな?」と心配を口にした。コルベアは冗談で「捕獲繁殖プログラムに入れる計画だ」と答えた。

レターマンは「今回が最終回かと思った」と尋ね、コルベアから「今週が最終週で、来週が最終回だ」と返答を受けた。その後、レターマンは「最終回に戻ってくるよ」と冗談を飛ばしつつ、ステージの家具を「素晴らしい」と評価。そして「残念なことに、これらがなくなるかもしれない」と発言し、スタッフに家具の撤去を指示した。家具がなくなったステージで、レターマンとコルベアは観客席に移動し、観客と交流を深めた。

CBSは打ち切りの理由について「財務上の判断」としているが、レターマンはこれに反論。5月のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでCBSを「嘘つきの卑怯者」と非難し、「テレビがかつての金のなる木でなくなったのは事実だが、スティーブンや彼を愛する人々、そして11時半のひとときを楽しむ人々の人間性はどうなるのか」と疑問を呈した。さらに「ネットワークをスカイダンスに売却する際、『面倒な奴はいない』と判断されたのだろう。ショーは処分され、ただの取引材料に過ぎなかった」と主張した。

出典: The Wrap