モータースポーツの最高の瞬間は、F1のサーキットで起こるわけではありません。観客が参加するドラッグレースで起こるのです。

米国コロラド州のコロラド・ナショナル・スピードウェイで開催された同イベントでは、観客が所有する車両でレースが行われます。テスラ・サイバートラックから、家族の足として使われる大型SUVまで、さまざまな車が参加します。

そんな中、先週末(5月2日)に開催されたレースで、GMCユーコンXLが大クラッシュを起こしました。ドライバーは、単車のフォードF-150とのレース中、コントロールを失い、壁に激突。リアガラスが粉砕され、スペアタイヤがコース上を転がるという衝撃的な光景が繰り広げられました。

このレースは、毎月第1土曜日に開催されており、当日はFloRacingの放送クルーが取材に訪れていました。プロのカメラと実況が入っていたため、この失態はさらに注目を集めることとなりました。

コントロールを失った瞬間

ドライバーは、延長ホイールベースのユーコンXLを比較的うまく操っていたものの、突然スリップを起こしてしまいます。内側のラインを走行していたため、コースをキープするのが難しく、リアが流れ始めました。ドライバーはカウンターステアで立て直そうとしましたが、その直後にコンクリートの壁に激突。その結果は、動画サイトで数万回再生される大事件となりました。

衝撃的な映像が語るもの

ドライバー側のヘッドライトからテールライトまで、車体が大破したにもかかわらず、ドライバー自身は無事だったと報告されています。6,000ポンド(約2.7トン)のSUVがコンクリートの壁に衝突したことを考えると、エアバッグが展開しなかったのは意外でした。

この事故を受けて、多くの観客がドライバーの無事を祈るとともに、今後のレース参加には慎重さが求められるとコメントしています。

「家族の足」として愛用されているユーコンXLが、観客ドラッグレースの舞台でまさかの大クラッシュ。その顛末と教訓を、プロのカメラが捉えた映像とともにお伝えしました。

出典: The Drive