米国の教育現場で混乱、Canvasがサイバー攻撃により一時停止

米国時間11月7日、オンライン学習プラットフォーム「Canvas」を運営するInstructure社は、同プラットフォームがサイバー攻撃を受け、一時的にシステムを停止したと発表した。この影響で、多くの学校や大学で期末試験の実施に支障が出るなど、教育現場に混乱が生じた。

Instructure社、復旧を発表もデータ侵害の可能性を認める

Instructure社は翌8日朝までにCanvasの復旧を発表したが、同社は先週、同社システムへの不正アクセスを確認したと発表していた。今回の攻撃は、その攻撃者と同一グループによるものと見られている。

同社によると、侵害されたデータには、ユーザー名、メールアドレス、学生ID、プラットフォーム上で交わされたメッセージが含まれていた。一方で、パスワード、生年月日、政府発行の識別番号、金融情報などの機密情報は流出していないと説明している。

ShinyHuntersが犯行声明、8,800校以上のデータ流出と主張

ランサムウェアグループ「ShinyHunters」は、ダークウェブ上で犯行声明を発表し、今回の攻撃で2億7,500万人分のデータが流出したと主張。さらに、これらのデータは8,800校以上の関係者に関連すると述べた。

教育機関に与えた影響と今後の対応

今回のサイバー攻撃により、多くの教育機関が期末試験の実施に支障をきたした。一部の学校では試験の延期や代替手段の検討を余儀なくされた。Instructure社は、今後さらなるセキュリティ強化に取り組むとしているが、教育現場の混乱は依然として続いている。

「我々は、ユーザーの皆様の安全と信頼を最優先に、引き続きセキュリティ体制の強化に努めます。今回の事案を重く受け止め、再発防止に全力を尽くします。」

— Instructure社広報