米国の議員とゲームクリエイターが、サウジアラビア主導によるElectronic Arts(EA)の550億ドル規模の買収計画を阻止するために連携を始めた。現在、この買収案は規制当局による審査が続いているが、米下院議員のマクスウェル・フロスト氏と人気Sims YouTuberのKayla「Lilsimsie」Sims氏は、この動きに反対を表明。両者は先週、ゲーム業界の権利擁護団体「Players Alliance」と協力し、ライブ配信を通じて買収の問題点を訴えた。

ライブ配信では、Stardew Valleyをプレイしながら、EA買収がもたらす悪影響について議論。視聴者に対し、米財務長官宛ての「EA買収阻止」署名活動への参加を呼びかけ、現在6万7千人以上の署名が集まっている。フロスト氏は、議員間でもこの問題の認知度が低いと指摘し、草の根運動の重要性を強調した。

議員とクリエイターのタッグが鍵に

フロスト氏は「議員の多くはこの問題を知らないか、遅れて署名したに過ぎません。議員自身がこの問題を理解していないことも多いのです」と述べ、議員への啓発活動の必要性を訴えた。フロスト氏の選挙区に住むSims氏は、ゲーム業界で圧倒的な影響力を持つクリエイターであり、この取り組みに参加することで、より多くの人々に問題を知ってもらう機会となった。

「Sims氏は非常に大きなプラットフォームを持っています。彼女はすでにEA買収の影響について語っていましたが、今回のライブ配信では、人々に問題を理解してもらうと同時に、具体的な行動方法を伝える絶好の機会となりました」とフロスト氏は語る。また、今回の取り組みが、今後のゲーム業界の課題に対する力強い連帯の第一歩になると期待を寄せた。

出典: Aftermath