自動車やトラックを扱うメディアが多い中、今回紹介するのは草刈り機「キュービカデット」をこよなく愛するフランク氏の物語だ。彼はキュービカデットをベースに、本格的な作業車両群を自作した。庭の手入れに最適な小型ブルドーザー、運転席付きロードグレーダー、小型アーティキュレートダンプトラックなど、そのラインナップは圧巻だ。
フランク氏の製作過程は、YouTubeチャンネル「Wood and Metal Shop Time」で公開されている。数時間にわたる動画では、これらの車両の製作過程だけでなく、材木ラックの作り方やスタンプグラインダーの使い方など、DIYのノウハウも学べる。まさに一石二鳥のコンテンツと言えるだろう。
小型ブルドーザーの革新的な構造
フランク氏の作品の中で特に目を引くのが、小型ブルドーザーだ。彼はキュービカデットのトランスミッションを2基搭載し、前後に配置するという斬新な設計を施した。前後のトランスミッションは、前進・後退ともに同じ速度で動作するよう改造されており、それぞれを独立して制御することで、その場で旋回することが可能だ。さらに、6方向に動作するブレードを装備しており、土砂を左右に押し出すこともできる。

Wood and Metal Shop Time via YouTube
アーティキュレートダンプトラックの挑戦的な設計
フランク氏の最新作である4×4アーティキュレートダンプトラックも見逃せない。一見すると市販車のようだが、その製作過程は非常に挑戦的だった。エンジンとトランスミッションを反転させ、リアアクスルをフロントに移設して駆動力を確保するという、独創的なアイデアが詰まっている。車体の前後はユニバーサルジョイントで接続されており、柔軟に屈曲することができる。この設計はフランク氏の2度目の挑戦であり、最初はCVジョイントを使用したが、うまく機能しなかったという。
フランク氏は「使用したキュービカデットの多くは、すでに廃棄される予定だったものばかりです」と語り、希少なモデルは使用していないことを強調している。彼の作品は、まさに「必要は発明の母」の実践例と言えるだろう。
フランク氏のメッセージ
「作業車両が必要な人にとって、これらの車両は非常に有用なツールになると思います。自分で作ることもできるので、ぜひ挑戦してみてください」
フランク氏の作品に対する称賛の声は多い。古い機械を愛好する者として、彼のような情熱と技術で道具を改良し、自分のニーズに合わせて進化させる姿勢に、多くの人が共感を覚えるだろう。小型ブルドーザーやグレーダー、フォークリフトなど、一般的な用途ではないかもしれないが、必要な人にとってはまさに「宝の持ち腐れ」を解消する存在となる。
フランク氏のDIY精神と技術力に敬意を表したい。彼の作品は、DIYの可能性を広げるだけでなく、多くの人々にインスピレーションを与え続けている。
フランク氏のYouTubeチャンネル
フランク氏の製作過程や完成した車両の動画は、Wood and Metal Shop Timeで視聴できる。DIYに興味のある方は、ぜひチャンネル登録をおすすめする。