レクサスは、初の3列シートEV「TZ」を発表した。これまでのEV発表に見られた華やかなセレモニーはなく、控えめな発表となったが、同モデルはレクサスにとって重要な一台となる。

レクサスは、トヨタ「グランハイランダー」をベースとした「TZ」を、自社ブランド初の3列シートEVとして投入する。レクサスはこれまで、トヨタの既存モデルをリバッジした「TX」を発売していたが、今回はレクサス独自の3列シートEVとして「TZ」を開発した。

バッテリーと航続距離

「TZ」のバッテリー容量は、標準仕様が77kWh、上位グレードでは96kWhとなる。レクサスによると、96kWh仕様は少なくとも300マイル(約483km)の航続距離を実現するという。これは、トヨタ「グランハイランダー」のXLEおよびLimitedモデルと同等の数値だ。なお、レクサスのベースモデルは、オールホイールドライブ(AWD)が標準装備され、航続距離は約270マイル(約435km)と見込まれている。

走行性能と操舵技術

レクサスは、前後輪に独立したトルク配分が可能な「Direct4」システムを採用する。このシステムは、ソフトウェアによって前後輪のトルクを制御し、最大100%のトルクを後輪に送ることができる。また、オプションで後輪操舵システムも用意され、狭いスペースでの取り回し性や巡航時の安定性を向上させる。

内装と発売時期

レクサスは、内装にも注力しており、前席と2列目のシートに加熱・換気機能とパワー調整可能なオットマンを装備する。また、内装表面には「鍛造竹」と呼ばれる素材を採用するなど、高級感を演出する。レクサスは、2027年後半に「TZ」を発売する予定で、詳細なグレードや価格については、発売前に発表される見込みだ。

出典: The Drive