MS NOW、CBSニュースの選挙データ専門家を起用
MS NOWは11月15日、カビル・カンナ氏を選挙・分析部門の責任者として招聘したと発表した。カンナ氏はこれまでCBSニュースで選挙データ部門の責任者として活躍しており、2026年の米中間選挙に向けた選挙報道の強化を図るMS NOWにとって重要な補強となった。
カンナ氏はMS NOWと姉妹局CNBCの両方で活動し、選挙データの監督、世論調査の実施、ネットワークパートナーからのレース予測の評価を担当する。
選挙報道の質向上を目指す
MS NOWのシニアバイスプレジデント兼ニュース基準・パートナーシップ担当のブライアン・カロヴィラノは、社内メモで次のように述べた。
「カビルを迎えたこのタイミングは、2026年の米中間選挙を目前に控え、2028年の大統領選挙も視野に入れた重要な時期です。これは、政治報道業界をリードするという当社のコミットメントを示すものです」
カンナ氏は声明でこう語った。
「選挙報道において、単にどちらがリードしているかを伝えるだけでなく、その時代の政治的文脈を踏まえた事実に基づくデータ駆動型のストーリーを提供することが重要です。国民は主要な課題にどう向き合い、投票所でどのように意思決定を行っているのか。民主主義の後退と情報環境の断片化が進む中、私たちには、人々の考えや投票行動をタイムリーかつ正確に推定するリーダーシップを発揮する機会があります」
政治報道チームの強化が進行中
MS NOWは今週、元「CBSモーニングス」エグゼクティブプロデューサーのショーナ・トーマスを政治部門の責任者として招聘したばかりだ。カロヴィラノは社内メモで、カンナ氏とトーマス氏が協力し、「番組チームや報道局が最高品質の選挙データと予測にアクセスできるようにする」と述べた。
CBSニュースからの流出続く
カンナ氏のMS NOWへの移籍は、意見誌編集長に就任したバリ・ワイス氏の下でCBSニュースから複数の幹部、プロデューサー、アナウンサーが退社する流れの最新事例となった。ワイス氏は昨年、CBSニュースの編集長に就任して以降、CBSニュースの幹部層に大きな変動をもたらしている。
MS NOWの独立報道網構築が加速
カンナ氏の起用は、MS NOWが独立した報道網を構築する取り組みの一環でもある。これは、ベサンとコムキャストの分離に伴い、MS NOWがNBCニュースの報道資源を失ったことで始まった動きだ。MS NOWは現在、独自の報道網の拡充を進めている。