SF(サイエンスフィクション)ファンにとって、この数週間は目が離せない日々だった。映画館では『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が圧倒的な興行成績を収め、ドラマ『フォー・オール・マンカインド』も最終シーズン目前を迎えている。さらにゲーム業界では、カプコンが新しいSFフランチャイズ『プラグマタ』を始動させ、ハウスマーケットはホラーFPS『サロス』の発売を控えるなど、SFコンテンツが次々と発表されている。

そんな中で、やや地味ながらも注目を集めているのが、アドベンチャーゲーム『アフェリオン』だ。同作は、派手なアクションよりも物語重視の静かな体験を提供する作品で、現在の話題作群に対する「穏やかな対比」とも言える存在となっている。

物語重視の静かな冒険

『アフェリオン』は、他のSF作品とは一線を画す特徴を持っている。グラフィックや演出にこだわる大作とは異なり、同作はテキストやキャラクターの対話を中心としたストーリー展開が特徴だ。そのため、プレイヤーは没入感を得ながらも、リラックスした状態で物語を楽しむことができる。

開発元のGambitious Digital Entertainmentによると、同作は「SFの本質である人間ドラマ」を追求した作品であり、宇宙を舞台にした人間模様が丁寧に描かれているという。そのため、アクションや戦闘が苦手なプレイヤーでも、物語を通じてSFの世界観を存分に味わうことができる。

現在のSFシーンとの違い

現在のSFコンテンツは、いずれも迫力あるビジュアルやスリリングな展開が売りとなっている。例えば、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はSF映画の金字塔、『フォー・オール・マンカインド』は歴史改変SFとして高い評価を受けている。一方、『プラグマタ』や『サロス』といったゲームも、グラフィックやアクションに重点を置いた作品が多い。

そんな中で、『アフェリオン』は「静かなSF」という新しいジャンルを切り開こうとしている。同作のプロデューサーは「SFファンは常に新しい体験を求めているが、時には落ち着いて物語を楽しみたいと思うもの。アフェリオンはそんなニーズに応える作品だ」と語っている。

発売日と入手方法

『アフェリオン』は、すでにPC(Steam)で発売されており、今後はコンソール版もリリースされる予定だ。価格は比較的手頃な設定となっており、SFファンはもちろん、物語好きなプレイヤーにもおすすめの一作となっている。

SF作品が次々と発表される中で、派手さはないが確かな魅力を持つ『アフェリオン』。忙しい日々の中で、ぜひ一度手に取ってみてはいかがだろうか。

出典: The Verge