米アマゾンは4月30日、2024年第1四半期(1月~3月)の決算を発表した。総売上高は前年同期比13%増の1815億ドル、純利益は同10%増の303億ドル(1株当たり2.78ドル)となった。

アナリストの平均予想(ヤフーファイナンス集計)では、売上高は1771億6000万ドル、1株当たり利益は1.65ドルとされていた。アマゾンは第2四半期の売上高を1940億~1990億ドル(前年同期比16~19%増)と予想している。

広告収入が24%増、172億ドルに

アマゾンの広告サービス収入(スポンサード広告、ディスプレイ広告、動画広告など)は、前年同期比24%増の172億ドルに達した。このうち、Prime会員向けサブスクリプション収入を含むサブスクリプション事業は15%増の134億ドルを記録した。

アマゾンは昨年11月、Prime Videoの広告付きプランが世界で3億1500万人以上の月間アクティブユーザー(MAU)に利用されていると発表。米国だけで1億3000万人以上が利用しており、来月の広告主向け発表で最新のMAU数が明らかになるとみられる。

広告付きプランが利用可能な国には、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、ニュージーランド、オランダ、スペイン、スウェーデン、英国が含まれる。また、広告なしプランへのアップグレードは月額4.99ドル(従来は2.99ドル)に値上げされた。

エンターテインメント部門の動向

エンターテインメント分野では、映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が公開され、現在までに世界で6億1500万ドル以上の興行収入を記録。米国・カナダでの初週末興行収入は8000万ドルを超えた。また、NBAのソフィ・プレイイン・トーナメントを6試合独占中継し、米国での平均視聴者数は前年比18%増の約280万人に達した。

今後の投資と成長戦略

アマゾンは2026年までに2000億ドルの設備投資を計画しており、既存事業の需要拡大とAI、半導体、ロボティクス、低軌道衛星などの新たな機会を追求するとしている。

第2四半期の業績予想では、売上高1940億~1990億ドルに加え、営業利益は前年同期の192億ドルから200億~240億ドルと見込まれている。この予想には、為替変動の悪影響、Prime Dayの影響、新規事業買収や再編、法的和解の不確定要素が織り込まれている。

出典: The Wrap