ニューヨーク — 2026年の世界ビデオゲーム殿堂(World Video Game Hall of Fame)に、アングリーバーズ、FIFAインターナショナルサッカー、サイレントヒル、ドラゴンクエストの4作品が選ばれた。同殿堂は、ゲーム業界に多大な影響を与えた作品を称える国際的な栄誉制度だ。
歴史的なゲーム4作品が殿堂入り
世界ビデオゲーム殿堂は、ニューヨーク州ロチェスターにある国立プレイヤーズホール(National Museum of Play)が主催する。2026年の殿堂入り作品は、2024年5月から2025年3月にかけて行われた一般投票と専門家委員会による審査を経て決定された。
選出された4作品は、いずれも世界中で愛され続けている名作ばかりだ。
アングリーバーズ(2009年発売)
アングリーバーズは、フィンランドのゲームスタジオRovioが手掛けたパズルゲーム。スリングショットで鳥を飛ばし、豚の城を破壊するというシンプルながらも中毒性の高いゲームプレイが特徴だ。発売から15年以上経過した現在も、シリーズ全体のダウンロード回数は50億回を超える。
FIFAインターナショナルサッカー(1993年発売)
FIFAインターナショナルサッカーは、EAスポーツが開発したサッカーゲームの草分け的存在。リアルな選手モデルや戦術シミュレーションを取り入れ、サッカーシミュレーションの新たな基準を築いた。2023年にはシリーズ全体で3億2,500万本以上の売り上げを記録し、ゲーム業界におけるサッカーの地位を確固たるものにした。
サイレントヒル(1999年発売)
サイレントヒルは、コナミが発売したホラーゲームの金字塔。独特の雰囲気と心理的な恐怖を演出するサウンドデザイン、そして深いストーリー展開で、ホラーゲームの新たな可能性を切り開いた。2020年にはリメイク版も発売され、新たなファンを獲得している。
ドラゴンクエスト(1986年発売)
ドラゴンクエストは、日本を代表するロールプレイングゲーム(RPG)の金字塔。堀井雄二氏によるシナリオと、鳥山明氏によるキャラクターデザインが特徴で、日本のゲーム産業発展に多大な影響を与えた。シリーズ全体の売り上げは、8,500万本を超える。
殿堂入りの基準と審査過程
世界ビデオゲーム殿堂への選出基準は以下の通りだ。
- 影響力(Influence):ゲーム業界や文化に与えた影響の大きさ
- 永続性(Longevity):長期間にわたり愛され続けているか
- 地理的普及(Geographic reach):世界中でプレイされているか
- イノベーション(Innovation):ゲームデザインや技術面での革新性
今回の選考では、専門家委員会がこれらの基準に基づいて審査を行い、一般投票の結果も参考にした。最終的に、4作品が殿堂入りを果たした。
「これらのゲームは、単なるエンターテインメントにとどまらず、世代を超えて人々の記憶に残る作品ばかりです。ゲーム業界の発展に貢献した功績を称えることは、我々にとって大きな喜びです。」
世界ビデオゲーム殿堂事務局長 ジョン・カーペンター
今後の展望とゲーム業界への影響
世界ビデオゲーム殿堂の選出は、ゲーム業界における歴史的な功績を称えるだけでなく、後進のクリエイターにとっても大きな刺激となる。2026年の殿堂入り作品は、今後もゲーム文化の発展に寄与し続けるだろう。
また、このような栄誉が与えられることで、ゲーム業界全体の認知度向上や、新たなファンの獲得にもつながることが期待される。