アップルの提携検討でインテル株が急騰

米国時間18日、米ブルームバーグ通信によると、アップルが米国で自社デバイス向けプロセッサーの生産に、インテルとサムスン電子を検討していることが明らかになった。これを受け、インテル(NASDAQ: INTC)の株価は13%超上昇し、過去最高値となる1株100ドルを超える水準に達した。

アップルの業績好調も追い風に

アップル(AAPL)の株価も1%超上昇。直近の四半期決算で発表されたiPhone 17シリーズの「圧倒的な需要」を背景に、3月期決算は売上高1112億ドルを記録し、全地域で二桁成長を達成したとティム・クックCEO(当時)が発表した。クック氏は「過去最高の3月期決算」と表現した。

台湾依存からの脱却を目指すアップル

この動きは、アップルがチップ製造を台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)に依存する現状からの脱却を図るものとみられる。韓国取引所(KRX)は18日休場だった。

インテルのAIチップがTSMCをリード

17日に行われたアナリスト向け会議で、クック氏は「先端技術の供給制約が製品の需要を満たせていない」と発言。Equities Researchのアナリスト、トリップ・チョウドリー氏は「インテルのAIチップはTSMCより数年先を行っている」と評価した。

具体的な提携内容はまだ交渉段階

ブルームバーグによると、アップルはインテルとの初期段階の協議を進めており、サムスンがテキサス州で建設中の工場への視察も行われているという。

インテルの財務状況も好調

18日の株価上昇により、インテルの時価総額は5429億ドルに達し、2000年8月31日に記録した5015億ドルを55年ぶりに更新した。昨年からの上昇率は200%に達している。

半導体業界への影響

アップルの提携検討は、半導体業界の地政学的リスク分散を加速させる可能性がある。特に米国での生産拡大は、サプライチェーンの安定化に寄与すると期待される。