インディアナ州インディアナポリス発 — 昨シーズン、故障者が続出しながらもプレイオフ1回戦でアトランタ・ドリームを破ったインディアナ・フィーバー。主力のケイトリン・クラーク(Caitlin Clark)がシーズンの大半を欠場する中、チームはコーチのステファニー・ホワイト(Stephanie White)の下、Kelsey MitchellとAliyah Bostonの活躍で、優勝を果たしたラスベガス・エースとのカンファレンス準決勝まで進出する健闘を見せた。

今シーズン、クラークが完全復帰し、充分な休養を得た状態で試合に臨むことで、ファンや専門家からはフィーバーのさらなる躍進が期待されている。スポーツベッティングサイト「FanDuel」のシーズン勝敗予想(オーバー/アンダー)では、フィーバーのレギュラーシーズン勝利数は30.5勝と予測されており、これはリーグ全体で2番目に高い数字だ。ニューヨーク・リバティ(32.5勝)に次ぐ数字で、ラスベガス・エースと並ぶ評価となっている。昨シーズンのフィーバーは24勝20敗でリーグ6位だったが、クラークが出場した8試合では5勝3敗と好調を維持していたことから、30勝超えも現実味を帯びてきた。

リーグの44試合制という厳しいスケジュールの中で、フィーバーは約25試合で勝利を収めることが見込まれており、タレントとコーチングの両面でリーグトップレベルの競争力を持つとされている。その一方で、クラークの存在が注目を集めることで、相手チームからの集中マークを受けることも予想される。

今シーズンの注目選手と成績予想

  • Kelsey Mitchell:20得点、2025年オールWNBAファーストチーム入りを目指す
  • Caitlin Clark:13試合に出場した昨シーズンは平均16.5得点、8.8アシスト、1.6スティールを記録
  • Sophie Cunningham:2025年レギュラーシーズンで3ポイントシュート43.2%を記録
  • Monique Billings:今オフ、クラークやミッチェルと共にアメリカ代表でプレー
  • Aliyah Boston:平均15得点、53.8%の高いシュート成功率を誇る

オフシーズンの補強とドラフト

フィーバーは主力3人(クラーク、ミッチェル、ボストン)を確保したほか、Lexie HullとSophie Cunninghamの Guards も残留させた。その一方で、ベンチ層の補強が課題となった。Natasha Howardはミネソタ・リンクスへ、Brianna Turnerはラスベガス・エースへ移籍。さらに、WNBA拡張ドラフトではChloe Bibbyがポートランド・ファイアに、Kristy Wallaceがトロント・テンポに指名された。

これらの穴を埋めるため、フィーバーはベテランのMonique BillingsとMyisha Hines-Allenを獲得。ドラフトではサウスカロライナ大学出身のRaven Johnsonを指名し、Justine Pissott(ヴァンダービルト大学)とJessica Timmons(アラバマ大学)も加えた。特に、3ポイントシュートの精度向上が期待されるドラフトクラスとなった。

優勝への展望

昨シーズンのプレイオフでの活躍を受け、フィーバーはリーグのトップチームとの対戦でも互角に戦える実力を証明した。クラークの復帰とミッチェル、ボストンのさらなる成長があれば、今シーズンは優勝争いに加わることも十分に可能だ。リーグ屈指のタレントと戦術で、フィーバーの躍進に注目が集まる。

出典: SB Nation