インド市場向けに発売された小型SUV「ヒュンダイ・ヴェニュー」のナイトエディションが、暗色の外装と内装で差別化を図っている。同モデルは2025年後半に発表された第2世代ヴェニューをベースに、米国仕様の半額以下という驚きの価格設定で注目を集めている。
ナイトエディションは、グリル、スカッフプレート、ルーフレール、ミラーキャップ、16インチアルミホイールにブラック仕上げを採用。さらに、シートには専用のレザーテックス表皮を、ダッシュボードとステアリングホイールにはブラス(真鍮)のアクセントを加えることで、モノトーンの内装にアクセントを与えている。
内装面では、第2世代ヴェニューの特徴であるデュアル12.3インチ曲面パノラマディスプレイが目を引く。これは、米国仕様の8インチタッチスクリーンと比較して、圧倒的にモダンな印象を与える。このほか、360度カメラ、ダッシュカム、サンルーフ、リクライニング機能付き後席、リアサンシェード、8スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムなどの装備も充実している。
パワートレインの選択肢
ナイトエディションには、非電動の3種類のパワートレインが用意されている。ベースとなる1.2L自然吸気ガソリンエンジンは82馬力、1.0Lターボガソリンエンジンは118馬力、1.5Lディーゼルエンジンは114馬力を発揮する。対する米国仕様の1.6Lターボガソリンエンジンは121馬力で、出力面ではほぼ同等ながら、価格差が際立っている。
価格面での衝撃
2026年モデルのヒュンダイ・ヴェニュー ナイトエディションは、インド国内で970万ルピー(約10,400米ドル)から注文が可能。これは、第1世代モデルが販売されている米国仕様の20,550米ドルという価格の半額以下に相当する。最上位グレードのナイトエディションは1479万ルピー(15,840米ドル)、最も高価なN Lineグレードでも1548万ルピー(16,500米ドル)と、いずれも米国仕様と比較して大幅に安価な設定となっている。
この価格差が、米国の消費者から「インド市場で販売されている車両が米国で販売されている車両の半額以下で提供されているのは、搾取されているのではないか」との不満の声につながっている。