マンソンとの関係、10代からの洗脳と虐待

女優のエヴァン・レイチェル・ウッドは、2021年に元パートナーであるミュージシャンのマリリン・マンソン(本名:ブライアン・ウォーナー)から10代の頃に性的虐待や洗脳を受けたと告発した。この告発を受け、マンソン側は「関係はすべて同意の上で行われた」と主張し、否定していた。

ウッドは英紙『ザ・タイムズ』のインタビューで、再び被害の実態を明かした。彼女は18歳の時にマンソンと出会い、2006年から2011年にかけて交際を繰り返していた。その間、マンソンは「睡眠や服装、食事の時間まで管理し、アシスタントに自分の行動を写真で報告させていた」と語った。さらに、マンソンの周囲の人間が「カルトのようなシステム」を形成し、被害者を支援するネットワークが機能していたと指摘した。

「今も続く脅迫行為」

ウッドは、マンソンとの別れから15年が経過した今も、脅迫行為が続いていると語る。インタビューでは「今でも車に尾行される。コンピュータへのハッキング未遂もある。何度も電話がかかってくる」と明かした。また、マンソンの支援者らが「恐喝を試みた」とも主張している。

ウッドは2021年のインスタグラム投稿で、加害者の実名を明かすとともに、「彼は10代の頃から私を洗脳し、長年にわたり虐待を続けた。私は恐怖と沈黙の中で生きてきたが、もはや黙っていない」と述べた。一方、マンソンは当時の声明で「私の関係は常に同意の上で、同じ考えを持つパートナーとの間で行われた」と反論していた。

被害の影響と社会へのメッセージ

ウッドは2018年に米議会で「性的暴行被害者の権利法案」の成立を支援する証言を行ったが、当時すでに「自尊心と精神が破壊された」と語った。インタビューでは「レイプや虐待そのものよりも、奪われた自分自身の存在が、私の人生を変えてしまった」と告白した。

新たなドキュメンタリー映画『ザ・ナルシスト・プレイブック』に出演したウッドは、加害者の支援ネットワークが「被害者を沈黙させるシステム」として機能していると指摘。被害者が声を上げることの困難さと、いまだ続く加害者側の圧力の実態を訴えた。

マンソンの反応

「私の関係は常に同意の上で、同じ考えを持つパートナーとの間で行われた。過去の出来事がどのように歪められようとも、それが真実だ」
(マリリン・マンソンの当時の声明より)

ウッドの告発とその後の動き

  • 2021年:ウッドがインスタグラムでマンソンからの虐待を告発
  • 2018年:米議会で性的暴行被害者の権利法案成立を支援する証言
  • 2010年:マンソンとの婚約を発表
  • 2006年〜2011年:マンソンとの交際期間

現在も続く脅迫行為について、ウッドは「加害者の支援ネットワークがいまだ機能している」と警鐘を鳴らす。被害者の声を封じるシステムの実態と、社会が果たすべき役割について、改めて注目を集めている。

出典: The Wrap