米消費者製品安全委員会(US Consumer Product Safety Commission, CPSC)は、カセリー社のPower Pods 5,000mAh MagSafe充電器(型番E33A)について、重大な火災・爆発リスクを理由にリコールを発表しました。同製品の使用を直ちに中止し、安全な処分と交換を求めています。

同委員会によると、2023年には既に42万9,000台のリコールが発表されていました。当時は「過熱・膨張・発火」など51件の事故が報告されていましたが、多くの製品が未だに使用され続けており、状況はさらに悪化しています。

重大な被害が相次ぐ

CPSCは、2024年8月にニュージャージー州在住の75歳女性が膝の上で充電中に発火・爆発し、重度のやけどを負った後に死亡した事例を報告しています。また、今年に入ってからも、47歳の女性が飛行機内で充電中に発火・爆発し、軽度のやけどを負う事故が発生しています。

こうした事態を受け、CPSCは「消費者にとって重大な火災・爆発の危険性がある」として、リコールの再発表に踏み切りました。

対象製品の特定方法

リコール対象のPower Pods 5,000mAh MagSafe充電器は、正面にカセリー社のロゴ、背面に型番E33Aが刻印されています。2022年から2024年にかけて、getcasely.comAmazonなどのオンライン販売サイトで販売されていました。

交換・処分の方法

  • 交換手続き:バッテリーパックに「recalled」と永久マーカーで記載し、写真を撮影。さらに、型番E33Aが見える写真と合わせて提出します。
  • 処分方法:一般ゴミやリサイクル、一般的なバッテリー処分ボックスには廃棄せず、リチウムイオン電池専門の処分施設に連絡して処分します。

カセリー社は無償交換を提供していますが、全額返金が可能かどうかは明確ではありません。所有者は速やかに対応を求められています。

出典: Engadget