クリーブランド・ブラウンズは2026年シーズンに向け、開幕先発QBの座を巡る競争でデショーン・ワトソンがシアダー・サンダースをリードしているとの報道があった。

メリーランド州ベリア発 — 2026年4月21日に行われたブラウンズのベテラン自主ミニキャンプで、ワトソンはサンダースとの2人制QB争いで優位に立っており、開幕先発QB1の座を獲得する「内部優位」を得たと、クリーブランド・ドットコムのメアリー・ケイ・カボット記者が4月23日に報じた。

ドラフトでは高評価も、QB問題は未解決

ブラウンズは2026年ドラフトで、オフェンシブタックルのスペンサー・ファノとワイドレシーバーのKC・コンセプションを獲得するなど、全体的に高い評価を得た。しかし、開幕QBの問題は依然として残されたままだ。

ワトソンは2024年シーズン以来の復帰となるが、同シーズンは7試合に先発したのみで、アキレス腱断裂によりシーズン途中で離脱。Adj Net Yards per Attemptは3.7にとどまり、チームは1勝6敗と低迷した。さらに近年では性的暴行疑惑にも直面しており、その経歴には議論がつきまとう。

新人QBも低調な成績

その一方で、昨季ブラウンズで先発を務めたシアダー・サンダースとディロン・ガブリエルの新人QB2人は、いずれもQB効率指標(Expected Points Added per Pass + Completion Percentage Over Expected)でリーグ最下位に近い成績に終わった。

RBSDMが公開したデータによると、両者はグラフの左下(パフォーマンスが最も悪い領域)に位置しており、チームはQB選択に苦慮している状況だ。

ワトソンの起用はリスクとチャンス

ワトソンの起用は多くのリスクを伴う一方で、経験豊富なQBとしての安定性が求められるブラウンズにとっては、現状で最も現実的な選択肢と見なされている。開幕先発QBの座を確保するため、ワトソンはサンダースをリードし続ける必要がある。

「ワトソンは自主ミニキャンプで明確な優位性を示した。開幕戦での先発起用に向け、順調に進んでいる」
— メアリー・ケイ・カボット(クリーブランド・ドットコム)

今後の展望

ブラウンズはドラフトで攻撃陣を強化したが、QB問題の解決は依然として最大の課題だ。ワトソンの起用が功を奏すか、それとも新たな展開が待ち受けるのか。シーズン開幕までの動向に注目が集まる。

出典: SB Nation