米国時間5月2日に行われた2026年ケンタッキーダービーでは、女性調教師シェリーデヴォー氏が管理するゴールデンテンポが優勝を飾り、同レースで女性調教師による初優勝という歴史的快挙を達成した。

しかし、その歴史はプリークネスステークスにまで広がることはなかった。デヴォー氏は5月6日、ソーシャルメディアを通じてゴールデンテンポがプリークネスを回避すると発表した。

「ゴールデンはケンタッキーダービーで最高のレースを披露してくれました。彼の健康と幸せ、そして長期的な将来を最優先に、しばらくの間、レースから離れる決断をしました」とデヴォー氏は述べた。

「彼の健康、幸せ、そして長期的な将来を常に最優先に考えます」
— シェリーデヴォー (@reredevaux)

チームはゴールデンテンポを次なる目標としてベルモントステークスに向かわせる方針だ。

この決定は、近年ケンタッキーダービー優勝馬がプリークネスを回避するケースが増えている流れの一つだ。ゴールデンテンポは2021年のマンダルーン、2022年のリッチストライク、そして昨年のソヴリンティーに続く4頭目のダービー優勝馬となる。

プリークネス回避が続く背景

この動向は、ダービーとプリークネスの間隔が2週間と短すぎるという指摘と無関係ではない。昨年のソヴリンティー優勝後、オーナーのマイケル・バナハン氏は「馬が限界まで走った後、2週間で再びレースに臨むのは負担が大きい」と語った。

また、ベルモントステークス優勝後に行われたインタビューで、ソヴリンティーの調教師ビル・モット氏は「馬にとって最善の選択をしたい」と述べ、プリークネス回避の判断を正当化した。

「馬にとって最善の選択をしたい。もちろん三冠を目指す気持ちはあるが、それがすべてではない」
— ビル・モット(調教師)

ゴールデンテンポがベルモントステークスで同様の快挙を達成できるか、そしてレース日程の見直しが実現するのか、今後の動向が注目される。

出典: SB Nation