米国の4月消費者物価指数が前年比3.8%上昇し、トランプ政権の経済政策が再び注目を集めている。エネルギー価格の高騰やイラン戦争の影響で物価が加速し、トランプ大統領は記者会見で激しく反発した。

米国の消費者物価指数は4月に前年比3.8%上昇し、エネルギー価格の高騰やイラン戦争の影響でさらに悪化した。食料とエネルギーを除くコア指数も同率上昇し、経済の先行きに不安が広がっている。

トランプ氏、記者に激怒 「お前は stupid だ」

トランプ大統領は記者から「インフレ率が3年ぶりの高水準に達し、政策は機能していないのでは?」と問われると激高し、「政策はうまくいっている。戦争前は1.7%だった」と反論した上、「お前は stupid だ」と発言した。

経済専門家「戦争前から経済は悪化していた」

民主党系戦略家のサイモン・ローゼンバーグ氏は、トランプ政権の経済政策が戦争前から失敗していたと指摘。物価上昇や雇用成長の鈍化がすでに顕著で、イラン戦争が状況をさらに悪化させたと分析する。

ローゼンバーグ氏は「トランプ氏の関税政策や経済戦略は、戦争前から経済を停滞させていた。戦争はリスクが高すぎた」と述べ、同氏の支持率低下や消費者信頼感指数の悪化を挙げた。

共和党の選挙見通しは改善も経済問題が足かせに

一方で、共和党は選挙区の再編により中間選挙での議席奪還に期待を寄せている。しかし、経済問題が足かせとなり、党の支持率回復が難航している。専門家は「経済が回復しない限り、選挙結果に影響を与える」と指摘する。

「トランプ氏の経済政策は、戦争前からすでに行き詰まっていた。戦争はさらなるリスクを招いただけだ」
— サイモン・ローゼンバーグ(民主党系戦略家)