米国時間5月16日、ワシントンD.C.の米国議会議事堂前で開催された「全米平和執行官追悼式」で、JD・ヴァンス副大統領が演説を行った際、聴衆から冷ややかな反応を受けた。
ヴァンス副大統領は、トランプ政権による現金保釈廃止政策を強調し、「暴力犯罪者を刑務所に収監する連邦政府を目指すべきだ」と発言したが、会場は長い沈黙に包まれた後、わずかな拍手が起こるのみだった。この様子は、SNS上で「#pleaseclap」と揶揄されるほどであった。
「暴力犯罪者を刑務所に収監する連邦政府を目指すべきだ。そうではなく、彼らを釈放するのか?」
— JD・ヴァンス副大統領
専門家によれば、現金保釈廃止による暴力犯罪の抑止効果は実証されておらず、全米的な犯罪率低下はトランプ政権発足前から続いていたという。しかしヴァンス副大統領は、犯罪率の低下を「国境を越える麻薬と移民犯罪の流入を阻止した成果」と主張した。
また、ヴァンス副大統領は移民が米国生まれの市民より犯罪率が低い事実を無視し、移民排斥的な発言を繰り返してきた過去も指摘されている。2024年には、移民の子どもたちを標的にした発言で批判を浴びた経歴もある。
こうしたヴァンス副大統領のパフォーマンスは、2028年の選挙に向けたトランプ前大統領の支援表明と受け止められており、民主党支持者からは「2年後のホワイトハウスは民主党が取り戻すだろう」との声も上がっている。
出典:
The New Republic