米国時間5月13日、スポーツメディア「Front Office Sports」のライアン・グラスピーゲル記者が報じたところによると、ネットフリックスが2027年のNFL Honors授賞式の独占配信権を獲得する可能性が高まっているという。
同授賞式は通常、NFLネットワークとスーパーボウルを放送する地上波ネットワークでテレビ中継されるが、今回の契約が成立すればネットフリックスが唯一の配信プラットフォームとなる見込みだ。
契約の発表は、ネットフリックスがニューヨークで開催する年次「アップフロント」プレゼンテーション(広告主向けイベント)の5月14日に行われる可能性があるという。
視聴者数は370万人、ネットフリックスの戦略とは
2024年のNFL Honors授賞式の平均視聴者数は370万人だった。NFLの主要イベントと比較すると決して高い数字ではないが、生放送のテレビ番組としては健闘したといえる。
ネットフリックスは2026年にNFLの5試合をストリーミング配信する予定で、CEOのテッド・サランドス氏は「フルシーズンのパッケージは求めていない」と明言。NFLを含むスポーツ全般についても同様の方針を示している。
スポーツ配信戦略の転換点に
ネットフリックスはこれまで、スポーツのライブ配信に消極的な姿勢を示してきた。しかし、今回のNFL Honorsの独占配信は、スポーツイベントの単発配信という新たな戦略の一環とみられる。
同社は今後、スポーツコンテンツの拡大を図る一方で、フルシーズンの放映権獲得には消極的な姿勢を崩していない。この動きは、スポーツメディア業界における配信モデルの変化を象徴する出来事となりそうだ。