バージニア州で4月22日に実施される選挙区再編の投票を前に、トランプ前大統領とその支持者らは「民主党が議席を奪う」という危機感を強めている。
トランプ氏は4月21日、下院議長マイク・ジョンソン氏との電話会談で、民主党が議席を拡大すれば「連邦レベルで変化が起きる」と警告した。また、同日に行われた集会でも「公正な選挙を支持すれば、我々は権力を失う」と発言し、有権者に圧力をかけた。
バージニア州の新しい選挙区割りでは、民主党が現状の議席数を大幅に上回る可能性がある。現在の共和党優勢の議席配分が見直され、民主党が下院の議席を4議席以上奪取する可能性が指摘されている。これにより、下院の多数派が民主党に移行するリスクが高まる。
こうした動きに対し、共和党内では懸念が広がっている。FOXニュースのブリット・ヒューム氏は、再編が「公平性の確保」ではなく「民主党の議席拡大」を目的としていると批判。また、スティーブ・バノン氏は自身の番組で「民主党は議席を奪い、トランプ大統領の弾劾に利用するだけでなく、このモデルを全米に広げようとしている」と述べ、民主党を「悪魔的」と非難した。
しかし、こうした発言は、昨年のテキサス州における共和党主導の選挙区再編と矛盾している。民主党の動きは、共和党が先に行った選挙区操作への対抗措置との見方もある。
投票は4月22日午後7時に締め切られる予定だ。
出典:
The New Republic