FCCがメディア所有規制の大幅緩和を検討
米連邦通信委員会(FCC)は現在、パラマウント・グローバルによるCBSとCNNの完全外資所有を認めるかどうかの審査を進めている。同社はFCCに対し、外資比率100%までの所有を申請しており、実現すれば米メディア業界に大きな変革をもたらす可能性がある。
この動きは、米国のニュースメディアへの外国資本の流入が加速する兆しを示しており、規制当局の判断が注目される。また、FCCは同時に、ディズニーの放送免許更新についても審査を開始。人気トーク番組司会者のジミー・キンメルによる発言をきっかけに、言論の自由やメディアの圧力、政治的影響力についての議論が巻き起こっている。
政治的な思惑が渦巻くFCCの動向
こうしたFCCの動きを巡っては、委員長のブレンダン・カーがドナルド・トランプ前大統領の政治的敵対勢力を標的にしているとの批判も上がっている。FCCの規制権限が政治的に悪用されているのではないかという懸念が、専門家や市民団体の間で広がりつつある。
一方で、メディア業界の構造改革を求める声も強まっており、外資規制の緩和が米国のメディア多様性向上につながる可能性も指摘されている。今後、FCCの審査結果が米国のメディア業界の未来を左右する重要な岐路となることは間違いない。
出典:
The Bulwark