ビットコイン価格、76,000ドル台に上昇
4月23日、ビットコイン(BTC)は76,000ドル近辺で取引されており、前日の安値73,854ドルから2.7%上昇した。この価格上昇は、大口投資家による買い集めと地政学的リスクの緩和が重なり、短期的な価格動向に変化をもたらしている。
大口投資家が1年ぶりの規模で45,000BTCを買い増し
オンチェーンデータによると、100BTC以上を保有する「ホエール」と呼ばれる大口投資家が、先週45,000BTCを買い増した。これは2025年7月以来の最大規模の買い集めであり、Cex.IOのデータで明らかになった。特筆すべきは、ホエールたちが個別にではなく、同期して買い増しを行った点だ。これは機会的な買いではなく、強い信念に基づくポジション取りと言える。
過去3か月間で、長期保有者が100万BTC以上をコールドウォレットに移動させ、取引所のビットコイン残高は221万BTCまで減少。需給の逼迫が価格上昇の一因となっている。
機関投資家の買い集めも加速
機関投資家も同様の動きを見せており、4月13日から19日の1週間で34,164BTCを購入。平均購入価格は74,395ドルで、総額は約25億4,000万ドルに上る。また、ビットコインETFへの資金流入も12億9,000万ドルに達し、需要圧力がさらに高まっている。
さらに、モルガン・スタンレーが1億ドル以上のビットコインを保有したことが明らかになり、伝統的なウォール街の金融機関でもビットコインへの関心が高まっている。
米当局者がビットコインの重要性を言及
米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補であるケビン・ウォーシュ氏は、議会で「デジタル資産はすでに米国の金融サービスの一部となっている」と発言。暗号資産が主流の金融インフラに組み込まれつつあるとの見解を示した。
また、米インド太平洋軍のサミュエル・パパロ海軍大将は、上院軍事委員会でビットコインを「強力なコンピュータサイエンスツールであり、権力の投射手段」と評価。ピア・ツー・ピアで信頼不要なシステムであるビットコインが、サイバー攻撃や防衛戦略に影響を与える可能性を指摘した。
専門家の見解
「ウォーシュ氏の発言は、米国の市場と政策の両面で暗号資産が正当化されつつあることを示している。一方、パパロ氏のコメントは、ビットコインが国家安全保障の文脈でも重要な技術であることを示唆している。」
– ビットコインマガジン編集部
需給逼迫が価格上昇を後押し
大口投資家と機関投資家の買い集め、ETFの資金流入、そして米当局者による支持表明が重なり、ビットコインの需給はますます逼迫している。この状況が続けば、さらなる価格上昇圧力がかかる可能性が高い。