ビットコイン(BTC)が数日以内に8万ドルに到達する可能性があると、CFベンチマークのリサーチ責任者であるゲイブ・セルビー氏が指摘した。最近の上昇は、短期的な利益を追求するリテール投資家ではなく、機関投資家の強い買い意欲によるものだという。

セルビー氏はDL Newsに対し、「今回の動きは、ヘッジファンドや短期トレードではなく、主にアドバイザーや大手資産運用チャンネルなどの機関投資家による資金流入が原動力だ」と述べた。

3つの強気要因

セルビー氏によると、ビットコインの上昇を支える3つの要因があるという。

1. ストラテジー社の大規模買い付け

ストラテジー社が直近で約34,164BTC(約25億ドル相当)を購入し、保有額は600億ドル超に達した。この買い付けは、2025年10月のビットコイン最高値から約40%下落したタイミングで行われた。このうち85%は、STRC優先株式を通じて資金調達されており、11.5%の配当をビットコイン保有で裏付ける構造となっている。

コインシェアーズの投資アナリスト、サティッシュ・パテル氏は、「STRCはビットコインのボラティリティリスクを抑えつつ、高配当を提供する安定収入源として機能している」と説明。配当は「資本還元」として分類され、税制面でも優遇されるため、高所得層の投資家にとって魅力的だという。

2. DeFiハッキング被害の局所化

先週末、主要DeFiプロトコルで約3億ドル規模のハッキング被害が発生し、暗号資産プロジェクト全体で約100億ドルの資金流出があった。しかし、セルビー氏は「過去のサイクルでは被害が拡大していたが、今回は影響が限定的で、ビットコインのセンチメントは堅調に保たれている」と指摘する。

3. 株式市場の好調が暗号資産を押し上げ

セルビー氏は、ビットコインとナスダック100指数の90日間相関係数が、2024年10月の0.49から2025年4月21日には0.58に上昇したと説明。これは、リスク appetite(リスク選好)が回復し、ビットコインがその流れに乗っていることを示すという。

エド・ヤルデニ経済学者も「世界的な不安定要因や原油高にもかかわらず、センチメントはよりポジティブに転じている」との見解を示した。

市場動向と関連ニュース

現在のビットコイン価格は77,812ドル(前日比▲0.6%)、イーサリアムは2,314ドル(前日比▲1.6%)で推移している。

このほか、ミームコインが20%上昇したとの報道もあるが、アナリストは「本格的な復活にはまだ至っていない」と慎重な見方を示している。

出典: DL News