アメリカ合衆国の独立250周年を記念し、各自動車メーカーが特別仕様車を発表する中、フォードは「マスタング GTD Spirit of America」を発表した。この特別仕様車は、アメリカの技術革新と挑戦を称えるモデルとなっている。
「マスタング GTD Spirit of America」の名称は、航空宇宙技術者であり、戦時中のジェットエンジンを改造して500マイル/時、600マイル/時の速度記録を樹立した伝説的なレーサー、クレイグ・ブリードラブ氏にちなんでいる。フォードは、彼の功績がアメリカの技術革新全体に影響を与えたと位置づけている。
デザインと仕様の特徴
「マスタング GTD Spirit of America」は、パフォーマンスホワイトのボディに、レースレッドとライトニングブルーの非対称ストライプを採用。このデザインは、マスタングのトリバー・バッジを彷彿とさせる配色となっている。フロントスプリッターとリアウイングには露出したカーボンファイバーを使用し、ミラーとスポイラーのエンドプレートにはアクセントとしてレッドが施されている。ホイールはブラックのフォージライン製を装着している。
エンジンは815馬力を発揮する5.2LスーパーチャージドV8で、内装や主要なメカニズムに変更はない。標準装備のパフォーマンスパッケージには、フロントとリアのエアロダイナミクスパーツ、アクティブリアウイングが含まれている。今後、レース仕様の「マスタング GTD Competition」に採用されている追加のエアロパーツ(カナードやエアロディスクホイール)が、一般モデルにも導入される可能性が示唆されている。
フォードのコメント
「マスタング GTDは、マスタングの性能の頂点です。そして、『マスタング GTD Spirit of America』は、その性能を支える大胆な技術革新を称えるモデルです。この車両は、クレイグ・ブリードラブ氏のような先駆者たちの功績なくしては実現しませんでした。彼らは当時の巨人たちに挑戦し、アメリカ流の方法で技術の限界を押し広げてきたのです」
— GTDブランドマネージャー、ジム・オーウェンズ
受注期間と今後の展望
「マスタング GTD Spirit of America」の受注は、5月18日まで受け付けられている。アメリカの技術革新と挑戦の精神を体現した特別仕様車として、注目を集めそうだ。