クリーブランド・ブラウンズは、昨年に5巡目でQBシェデュア・サンダースを指名した翌年に、6巡目でQBテイレン・グリーンを指名した。高い身体能力を持つグリーンだが、プロ入り後はパス技術の基礎固めが最優先課題となっている。

コーチ陣が指摘する課題と改善点

ヘッドコーチのトッド・モンケン氏は、グリーンの課題について「まず第一に、フットワークです。そして、カデンツ(声のリズム)を覚えること。当初はカデンツが不安定でしたが、最近は改善が見られます」と述べた。さらに、ライン・オブ・スクリメージでのリズム感の向上も重要なポイントだと語った。

「今日はプログレッション(読みの段階的な判断)をうまくこなしていました。リリースの短縮も今後の課題です。長いリリースはNFLレベルではリスクが高く、ボールの行方を読まれやすく、パスラッシュのターゲットにもなります。しかし、グリーンの学習能力と適応力には非常に感心しています」とモンケン氏は評価した。

リリースの短縮が鍵を握る

リリースの長さは、長年の筋肉の癖を変える難しさがある。NFLレベルでは、長いリリースは二つの問題を引き起こす。

  • ボールの行方を予測されやすい:ディフェンスがボールの軌道を読みやすくなる。
  • パスラッシュのチャンスが増える:QBがリリース動作に入るまでの時間が長く、ディフェンスに攻撃の猶予を与える。

それでも、グリーンの潜在能力は計り知れない。モンケン氏とブラウンズのコーチ陣が基礎技術を磨けば、グリーンはチームにとって強力な武器となる可能性を秘めている。

今後の展望

ブラウンズは、グリーンのフットワークやリリースの短縮、カデンツの安定化など、基礎技術の向上に向けたトレーニングを継続する。モンケン氏は「彼の学習能力と適応力は素晴らしい。今後も着実に成長してくれるだろう」と語った。