アメリカで数少ないミッドシップスーパーカーとして知られるSaleen S7の希少モデルが、ポール・ウォーカー氏がかつて所有していた個体を含む3台のうちの1台として販売されることとなった。2003年式のこのS7は、走行距離わずか1,880マイル(約3,025km)という驚異的な低数値を記録し、23歳のアメリカンスーパーカーとしては極めて珍しい状態を保っている。
同車は7.0L自然吸気V8エンジンを搭載し、550馬力を発揮。最高速度は220mph(354km/h)とされ、6速マニュアルトランスミッションと後輪駆動を組み合わせることで、その走りは圧倒的な迫力を持つ。また、FIA GT選手権にも参戦するなど、レースシーンでも実績を残したモデルだ。
ポール・ウォーカーのコレクションに名を連ねていた希少車
ポール・ウォーカー氏は、映画「ワイルド・スピード」シリーズで知られる俳優であり、自動車愛好家としても有名だった。同氏が所有していたとされるこのS7は、その後も複数のカーマニアによって大切に維持されてきた可能性が高い。外観は銀色の塗装に傷や劣化が見られず、内装も新品同様の状態を保っているという。
ただし、長期間にわたりほとんど走行されていない状態であることから、エンジン内部の劣化や短距離走行によるスラッジの蓄積など、メンテナンス面でのリスクも懸念される。また、これまでのメンテナンス履歴についての詳細な情報は、販売業者から明らかにされていない。
2000年代初頭のスーパーカーの魂を今に伝えるモデル
2000年代初頭のスーパーカーは、その性能が極めてダイレクトに感じられるモデルが多かった。S7も例外ではなく、レーシングカーのような無骨な走りを今も残す。ポール・ウォーカーという伝説的なオーナーの存在もあり、この車両が注目を集めることは間違いないだろう。
現在、このSaleen S7はRPExoticsを通じて販売が行われており、その希少性と歴史的価値から、コレクターの間で大きな注目を集めそうだ。