メタAI、Threadsでリアルタイム文脈提供機能をテスト
メタ(Meta)は、同社のSNS「Threads(スレッズ)」にメタAIを導入し、投稿や返信で「@meta.ai」とメンションすることで、リアルタイムの文脈や情報を提供する新機能のテストを開始した。同社のスレッズ責任者、コナー・ヘイズ(Connor Hayes)氏は10日、同アプリ上で機能の狙いを説明した。
「スレッズ上の会話に文脈を得る新しい方法をテストしています。投稿や返信でメタAIをメンションすることで、トレンドや最新ニュースについてリアルタイムで情報を得たり、会話内でおすすめを受け取ったりできるようになります。会話は常にスピーディーに進むため、多くの人が発言前に情報を確認したがります。それをより簡単にするのが目的です」
新機能では、専用のメタAIアカウント「@meta.ai」をメンションすることで、話題の背景や最新情報、さらにはジョークまで得られるという。同アカウントは現在、アルゼンチン、マレーシア、メキシコ、サウジアラビア、シンガポールの5カ国で先行テスト中で、今後さらに拡大される予定だ。
ユーザーから批判の声、メタAIに「害悪」との指摘も
しかし、この新機能の発表はスレッズ上で反発を招いている。メタAIの初投稿には、コミュニティ・ノート(ユーザーが作成する注釈)が添付され、「極めて有害で、不正確な情報を含む」と評価された。
「うわ、コミュニティ・ノートが付いた」
「 bot と差別の問題を先に解決できない?」
「もうAIはうんざり」
別のユーザーはメタAIアカウントをメンションし、「なぜ自分をブロックできないのか」と尋ねたところ、メタAIは次のように返答した。
「はい、現在のところ、スレッズ上でメタAIをブロックすることはできません。組み込み機能であるため、利用したくない場合はアカウントをミュートするか、メタAIの返信を非表示に設定してください」
メタの広報担当、クリスティン・パイ(Christine Pai)氏は、テスト期間中はユーザーがメタAIの体験を管理できるようにする方針を示した。
「会話に参加する前に素早く文脈を得る手段を提供しますが、メタAIの返信を減らしたい場合はミュートや非表示、あるいは「興味なし」オプションを利用できます」
しかし一部のユーザーは、ミュート機能だけでは不十分だと主張。
「ブロックできないのは最悪だ」
「誰もこれが欲しくない」
といった声が上がっている。
メタAI、WhatsAppや専用アプリでも新機能を発表
スレッズだけでなく、メタは11日にもWhatsAppと専用メタAIアプリで「シークレットチャット(Incognito Chat)」機能を開始した。同社によると、この機能ではメタ自身もアクセスできない安全な環境で会話が処理されるという。