米メタは5月16日、従業員に対して全体の約10%にあたる8,000人規模のレイオフを発表した。同社の従業員数は78,000人を超えるため、大規模な人員削減となる。この決定は、AIへの重点投資を背景に、業務効率化とコスト削減を図るためと説明されている。
同社の最高人事責任者(CPO)であるジャネラ・ゲイル氏が従業員向けメモで明らかにした。メモによれば、レイオフは「会社の効率運営と、他の投資を相殺するため」とされ、具体的な「他の投資」については言及されなかった。
しかし、メタは今年に入り、AI分野への大規模投資を発表しており、その一環としてAIモデルのトレーニングに従業員のマウス操作やキーストロークを追跡する計画も明らかになっている。また、先週にはCEOマーク・ザッカーバーグ氏のAIクローン開発も報じられた。
同社は、レイオフの背景について「AIへの重点投資に伴う効率化とコスト削減」と説明。解雇される従業員には、基本給16週間分に加え、勤続年数に応じた2週間分の追加給付が支給される。さらに、健康保険(COBRA)は18カ月にわたり継続される。
メモの末尾では「この決定は容易な選択ではなく、これまで貢献してきた従業員との別れを意味する」とのコメントが添えられた。また、詳細が固まっていないため、具体的な対応については5月後半まで明らかにできないとしている。
メタは、アルファベット(Google)、アマゾン、マイクロソフトと共に来期の四半期決算を発表する予定だが、発表当日の株価は2.4%下落した。
出典:
Fast Company