元サイエントロジー信者で、同団体の実態を告発し続けるリア・レミニ氏が、ティックトックで流行中の「サイエントロジー施設への無断侵入動画」を強く非難した。

レミニ氏は1月23日、自身のSNSで動画を公開し、「人々が注目を集めるためであれ、サイエントロジーの悪行を暴くためであれ、こうした行動は無益であり、知らず知らずのうちにサイエントロジーの利益になる」と主張した。

同動画では、若者たちがサイエントロジーの施設に侵入し、警備をかいくぐって奥まで進む様子を撮影したティックトック動画が紹介された。多くの動画では、侵入者が警備員に捕まることなく、施設内を探索する様子が映されている。

レミニ氏はこうした行為について、「これは決して実態の暴露ではなく、単にクリック数を稼ぐための行為だ。深刻な問題を娯楽化し、混乱と見世物を生み出している」と批判した。

「最も問題なのは、このトレンドがサイエントロジーにとって都合の良い状況を作り出していることです。彼らは自分たちが被害者であるかのように振る舞う口実を得るのです」

レミニ氏は、かつてサイエントロジーの信者だった自身の経験を基に、2016年から2019年にかけてドキュメンタリーシリーズ「リア・レミニ:サイエントロジーとその後」を発表。また、2015年には回顧録「トラブルメーカー:ハリウッドとサイエントロジーを生き抜く」も執筆している。

かつてティックトックなどで、サイエントロジーに関する正しい情報を発信する若者たちの活動を称賛していたレミニ氏だが、今回のトレンドについては「かつてのような意義ある啓発活動とは全く違う」と否定的な見解を示した。

レミニ氏は動画の最後で、「このような行為は、サイエントロジーの実態を真剣に受け止めようとする人々の声をかき消してしまう」と述べ、今後もこのトレンドをやめるよう呼びかけた。

出典: The Wrap