米国の環境保護庁(EPA)のリー・ゼルディン長官は、4月28日に開催された下院エネルギー・商業委員会環境小委員会の公聴会で発言し、自動車歴史保存協会(MAHA)に関する規制強化を巡る議論に対応した。

同小委員会では、MAHAが定める自動車排出ガス検査の基準強化が環境規制の一環として検討されており、ゼルディン長官に対し、規制の実効性や自動車産業への影響について厳しい質問が相次いだ。

ゼルディン長官は、環境保護と産業界のバランスを重視する立場を強調し、規制強化の必要性を主張。一方で、具体的な実施方法やコスト負担についての質問には明確な回答を避け、議員からの追及をかわす場面も見られた。

主な議論のポイント

  • MAHA規制の現状:現行の自動車排出ガス検査基準が環境基準を満たしていないとの指摘が議員からあった。
  • 規制強化の影響:自動車メーカーや整備業界への負担増が懸念される中、ゼルディン長官は「段階的な導入」を示唆したが、具体策は示さなかった。
  • 議員からの批判:民主党議員からは「環境保護よりも産業界の利益を優先している」との厳しい意見が相次いだ。

公聴会後、ゼルディン長官は記者団に対し、「環境規制は科学的根拠に基づいて実施されるべきであり、一律的な強化は避ける」と述べ、規制の柔軟性を強調した。

しかし、議員からの追及に対しては具体的な対応策を示せず、今後の規制方針についても明確な見解を示さなかったことから、引き続き批判の的となっている。