フォルクスワーゲン(VW)は、欧州市場向けに新型電気自動車(EV)「ID.ポロ」の予約受付を開始した。価格は24,995ユーロ(約249万円)~で、3タイプの出力と2種類のバッテリーを展開。最大航続距離は455kmを達成し、シートマッサージ機能を標準装備する。

同車は、50年以上にわたり2,000万台以上が販売された「ポロ」ブランドの完全電動化モデルとして、新世代のEVプラットフォーム「MEB+」を採用。前輪駆動方式を採用し、全長4,053mm、全幅1,816mmのコンパクトなボディサイズながら、室内空間を拡大した。

価格とラインナップ

ドイツ市場での予約受付が開始されており、エントリーモデル「Trend」は24,995ユーロから。ただし、直近で注文可能なモデルは「Life」で、価格は33,795ユーロ~。今夏以降、さらに多くのバリエーションが追加される予定だ。

発売当初は3タイプの出力を用意。114馬力(85kW)と133馬力(99kW)モデルには37kWhのリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載し、最大航続距離は329km、DC急速充電は90kWに対応。10%から80%までの充電に約27分を要する。一方、208馬力(155kW)モデルは52kWhのニッケル・マンガン・コバルトバッテリーを採用し、最大航続距離は455km、DC充電は105kWに対応。充電時間は約24分に短縮される。2027年には223馬力(166kW)のGTIモデルも発売される予定だ。

空間効率とデザイン

新しいMEB+プラットフォームの採用により、従来のエンジン車ポロと比較して荷室容量が25%拡大し、441リットルに。後席を折りたたむと1,243リットルまで拡張可能。また、室内の居住性も向上し、後席の足元スペースが19mm拡大された。

外観は2023年のコンセプトカー「ID.2all」に近いデザインで、太い5スポークホイールやブルーのボディカラーなど、レトロな雰囲気を演出。リアドアハンドルはCピラー付近に隠され、テールライトには横長の光バーが採用され、中央に赤く点灯するVWエンブレムが配置されている。

室内の特徴

インテリアはレトロ調のデジタルディスプレイを採用。シートには空気圧式のマッサージ機能を搭載し、快適性を高めている。また、新しいMEB+プラットフォームにより、従来のID.3 Neoのように荷室床下にモーターを配置する必要がなく、スペース効率が向上した。

出典: CarScoops