米国の連邦準備制度理事会(FRB)議長ジェローム・パウエル氏に対する調査を巡り、トランプ政権が共和党のティリス上院議員を欺こうとしている疑惑が浮上した。
4月24日、司法省がFRB本部の改修費をめぐるパウエル議長の財務管理に関する調査を打ち切った直後、ホワイトハウス報道官のカロライン・レヴェット氏は「調査は終わっていない」と主張した。
レヴェット氏は記者団に対し、「調査は打ち切られたのではなく、監察官室に移管された。大統領の優先事項であり、引き続き調査は続いている」と述べた。
「調査は打ち切られたのではなく、監察官室に移管された。大統領の優先事項であり、引き続き調査は続いている」
— ホワイトハウス報道官カロライン・レヴェット
ティリス議員は銀行・住宅・都市問題委員会のメンバーで、トランプ大統領が指名したFRB議長候補ケビン・ウォーシュ氏の承認を単独で阻止する構えを示していた。民主党議員も一致してウォーシュ氏の承認に反対しているため、ティリス議員の反対票が議決の行方を左右する可能性がある。
ティリス議員は、パウエル議長に対する調査がトランプ大統領の指示によるものではないと主張。代わりに「司法省内の誰かがホワイトハウスの誰かからの好意を得ようとした」と述べた。しかしレヴェット氏は、大統領が直接関与していることを認め、「これは大統領の優先事項だ。調査は継続中だ」と語った。
出典:
The New Republic